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新月生まれのライアーあやはべる32弦

ライアー ライア 竪琴 tategoto てるる詩の木工房 あやはべる 9弦 32弦 39弦 leier lyre
国産ライアー・竪琴・leier・あやはべる32弦

お盆も過ぎ、(沖縄は旧暦なのでこれからです。)
朝夕の風が少しだけ、涼しさを感じます。

工房では新しいライアー(竪琴)のための弦制作と、弦張り作業が続いています。
しいの木*スプルース
しいの木*しいの木
と遂にしいの木シリーズの
あやはべる32弦が完成しています。
音が落ち着くのはもう少し、新月の日には発送できる準備が整います。

弾いてみたそれぞれの音の印象を、
このコラムをお読みいただいている方に
ちょっとご紹介!(個人的な感想です)

伊集*スプルース・・・
最も柔らかな印象。軽くふれるとふわっと音が広がります。
そして低音の魅力。全体を支えてくれるので弾いていて心地よい。
ちなみにこの4台の中で最も軽く(約2.1kg),持ち運びが楽なのも嬉しい。伊集の木の和名は、姫椿(ひめつばき)。
沖縄の三線の胴部分に伝統的に使われていることからも
音響効果が良いのです。

しいの木*スプルース・・・
しいの木は弾むような明るい陽の音が特徴。
弾く人も、聴く人も元気に楽しくなってくるような音です。
上質なスプルースと合わせると澄んだ感じが強調されました。
音も大きい。2番目に軽いです。(約2,3kg)

しいの木*しいの木
オールしいの木製。
沖縄の木が楽器になるの?と思っている人にこの音を聴いてほしい!
厳選された柾目の通ったしいの木は表現力に富み、
民謡をうたう、あの朗々とした声を思わせる。
光る水面のような杢も美しい。弾いていて注目度No.1!
木が好きな人にはたまらない魅力的なオーラを放っている。
大木だからこそ、このような杢が生まれます。重さ約2,3kg。

と、それぞれの個性豊かな楽器となりました。
音はYouTubeで近日公開予定です!
それぞれの楽器に、一番ふさわしいと思った
「この楽器のための私の一曲」をお届けしたいと思います。