メルマガVol.13てるる詩の木(うたのき)工房便り

*今日は旧暦3月1日、新月です。

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こんにちは。

てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。

 

今日は旧暦2月1日、新月です。

3月は卒業シーズンとなり、新たな出発を待ち望む季節。

ご注文をいただいている皆様には

楽器のお届けが遅くなっており申し訳ありません。

完成した楽器が皆様の元に旅立つ日に向けて

日々制作を進めておりますのでどうぞお待ちください。

 

 

今回は「モザイクとムーサ(女神)」についてです。

 

モザイクというとタイルの小片で形作られた

装飾模様が思い浮かびますが

語源は「ムーサ」、(ミューズ)

ギリシャ神話に出てくる9人の美の女神です。

 

ちなみに

ミュージック(音楽)→ムーサへの捧げもの

ミュージアム(博物館)→ムーサの集う館

同じく「ムーサ」が語源です。

 

ゼウスを父、記憶の神ムシュモネーを母として生まれた彼女たちは

それぞれ異なる才能を持ち、

芸術を司っていたと言われています。

カリオペ(叙事詩)、クリオ(歴史)、エウテルペ(器楽)、

タリア(喜劇)、メルポメネ(悲劇)、テルプシコレ(舞踏)、

エラト(恋愛詩)、ポリュヒュムニア(賛歌)、ウラニア(天文)。

そのうちテルプシコレとエラトの二人は、

それぞれ竪琴を持った姿で描かれています。

 

ちいさな陶器の片を合わせて作る

美の女神ムーサに捧げるモザイク、

それは楽器の作りとも似ています。

 

それぞれの部位を形作り、組み合わせて

大きなものを形作っていく工程は

いにしえの人が知恵や工夫を重ねて

作っていたことが偲ばれます。

 

素材がガラスになるとステンドグラス、

木では木象嵌、

貝殻では螺鈿へとそれぞれ発展していきます。

 

洋の東西に関わらず

人が何かを捧げようとするとき、

それは大きなものではなく、

本当に小さなものの積み重ね、

作っている途中は全体が見えてこないことがあっても

あきらめずに作っていく中で

全体として美しい文様が表れてくることを

モザイクは教えてくれるような気がします。

 

現在世界情勢やコロナ感染症など大変なことは

多くありますが、

その中でも小さな祈りを積み重ねていきたいと思います。

 

 

*今回もてるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンを

 ご購読いただきありがとうございます。

 

 今日も良い日となりますように。

 

 

私たちは沖縄県うるま市で、 楽器を制作する工房です。

2002年より、 厳選した沖縄の木を用い、

手加工で竪琴・ライアーをはじめ

心を込めた手作りの楽器をお届けしています。

 

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