メルマガVol.19てるる詩の木(うたのき)工房便り

*今日は旧暦9月1日、新月です。

メルマガバックナンバーをお届けいたします。

 

工房に皆様をお迎えする気持ちで書いています。

 

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2022年8月27日号より

 

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てるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンへようこそ!Vol,19

こんにちは。

てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。

 

今日は旧暦8月1日、新月です。

残暑が続くとはいえ朝夕すっかり涼しく、

過ごしやすくなりました。

一年も折り返し点を過ぎて、

後半への修正チェック、仕切り直しの時期ですね。

 

 

 

今回は「豆鉋(まめがんな)」についてです。

 

 

てるる詩の木(うたのき)工房の制作する竪琴は

大きく分けて二つのタイプがあります。

「あやはべる」タイプは表面板がギターのようにフラット、

「てるる」タイプは表面板がバイオリンのように丸みを帯びています。

 

「てるる」タイプの丸みを帯びた形は

厚みにして3倍の材料を使用し、

全て手作業で削って作り上げます。

 

その時に使う道具の一つが

「豆鉋(まめがんな)」です。

「豆」が付くこのかんな、

どのくらいのサイズかと言うと

人差し指の先位の大きさです。

 

以前地域のアートイベントで竪琴を出展した際、

「外国の楽器ですか?」とよく聞かれました。

その話をすると同じく出展していた方が

「作っている途中のものや道具を側に置いたら

自分で制作していることが伝わるのでは?」

とアドバイスしてくれたので

制作途中の楽器と、のみや小刀、豆がんなも展示したところ

今度は「ミニチュアのかんな、可愛いですね!」^o^

ミニチュアではなくて、

実際に使っている道具なのですよと説明しました。

 

それほど小さく可愛い道具ですが

表面板の丸みを作るのに欠かせません。

まるで指先の延長のように思い描いている形を

作ってくれます。

 

使いやすくするためには、

楽器の形状に合わせて自作することもあります。

やすりを刃物に仕立てたり、

古い面取りかんなの刃を利用することもあります。

 

かんなの台は市販品は樫の木が多いのですが

自作のかんなは、桑の木の端材で作ることが多いです。

すり減りにくく手になじむ感じがします。

 

 

楽器が完成するまでには

いろいろな道具が

それぞれの大切な仕事の助っ人となってくれます。

どの道具も欠かすことのできない、

てるる詩の木(うたのき)工房の

夢を一緒に実現している「ドリームチーム」の一員です。

 

編集後記

蝉の声もクマゼミからヒグラシへ。

*クマゼミとヒグラシがけんかをしました。

どちらが勝ったでしょうか?

→答え:ヒグラシ

沖縄にいるヒグラシの仲間は、「クーワ、クーワ」と鳴きます。

(沖縄口(ウチナーグチ)では「来い、来い」)

けんかにかかってこい、というヒグラシに対して

クマゼミは「サン、サン、サン・・・」

(ウチナーグチでは「しない、しない、しない・・・」となります。)

体の大きなクマゼミが、「けんかしない、しない・・・」

と気弱に言っている様子までなんだかユーモラスに浮かんできます。

沖縄の蝉の笑い話です。

 

のり子

 

 

*今回もてるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンを

 ご購読いただきありがとうございます。

 

 今日も良い日となりますように。

 

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