メルマガVol.27てるる詩の木(うたのき)工房便り

*今日は2023年5月20日、旧暦4月1日、新月です。

 

 

メルマガバックナンバーをお届けいたします。

 工房に皆様をお迎えする気持ちで書いています。

 

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2023年4月20日(旧暦3月1日)号より「浜下り」について

 

こんにちは。

てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。

 

今日は旧暦3月1日、新月です。

太平洋の一部では金環日食、

日本の一部でも部分日食がみられるそうです。

 

 

今回は「浜下り」についてです。

 

 

旧暦の3月3日は(ちょうど二日後ですね)

沖縄では「浜下り」(はまうり)という行事があります。

女性のための行事で、

昔は女性たちは

家事労働をその日だけは解放されて

重箱にごちそうやお菓子

(三月菓子と呼ばれるサーターアンダギーに似た揚げ菓子)

を詰めて浜へ下り、

海で貝を取ったり遊んで過ごしたそうです。

 

ちょうど旧暦の3月は、昼間に大きく潮が引きます。

いつもは行くことのできないような

沖のほうへ歩いていくこともできます。

 

子どもたちが小さい頃は

よく連れて行きました。

海草が揺れ、魚、貝、ウニ、ヒトデ、ナマコ、カニなど

いろいろな生き物がいる様子は

まるで竜宮城の中を歩いているような

気持ちになります。

 

 

ある時は金色のタツノオトシゴに出会い、

ある時は背中にたくさんの星のような模様を持つタカラガイに出会い、

ある時は海の中の真水の流れるところに海ブドウが揺れていました。

 

 

夕飯は貝の身で油味噌にしたり、

海草をゆでて「モーイ豆腐」

(出汁やシーチキンを加えて寒天のように固めたもの)

を作ったり、

捕まえたアバサー(ハリセンボン)で魚汁など

心地よい疲れと共にごちそうも楽しみ!

 

大自然のふところに抱かれて

ゆったりと過ぎる春の一日を楽しみました。

 

最近はなかなか浜下りに

行く機会が減ってしまいましたが

時期になるとソワソワします。

 

 

昔の人にとって

波が寄せては返す渚は

穢れを払う場所でもあり

新しい命が誕生する「産屋」(うぶや)を

建てる場所でもありました。

 

 

沖縄を訪れた際には

是非渚に足をお運びになってくださいね。

 

 

 

*今回もてるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンを

 ご購読いただきありがとうございます。

 

 今日も良い日となりますように。

 

 

私たちは沖縄県うるま市で、 楽器を制作する工房です。

2002年より、 厳選した沖縄の木を用い、

手加工で竪琴・ライアーをはじめ

 心を込めた手作りの楽器をお届けしています。

 

 

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編集後記

4月から、初めてスタッフを迎えました。

私たちも初心に返った気持ちで

頑張ります。

新たに見える世界もあると思い、

楽しみにしています。

どうぞ私たち共々、スタッフの岸本君も

よろしくお願いいたします。

(のり子)