てるる詩の木工房の竪琴ができるまで


木は材となってもなお生きています。

木の生き様は個性となり、一つとして同じものはありません。

 

原木からの仕入れに始まり、慎重に木目を読むことが要求される木取り・製材。

その後8年以上倉庫で保管し家族のように寝起きを共にします。

 

木の種類や部位ごとにパーツの木取り加工。

パーツごとの正確さが楽器の性能に影響します。

 

形と音は密接な関係があり、優美な曲線は豊かな音を作り出します。

てるる詩の木工房の特徴である、わらび手の丸みや、アーチトップの表面板には

手仕事の粋がこめられています。

 

塗装の命題は木地の仕上がり。

塗の間何度も木地調整を行います。

楽器に触れた時のしっくりとした感じは楽器木地がしっかりとしている証です。

 

完成した楽器は、楽器の種類ごとに弦を製作します。

それぞれの楽器に独自のスケールデザインを行い工房で製作しています。

 

完成まで130の工程を経ています。